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江波山桜による大鼓・小鼓制作
長年守り続けてきた江波山在住の地域の人々の協力のもと、倒木した江波山桜を、日本を代表する伝統技術継承者・作家・職人たちが、能楽で使用される大鼓・小鼓へと受け継ぎます。
鼓胴製作者
鬼頭英二朗
旧幕時代から続く観世流太皷方の家系に生まれた四代目鬼頭喜太郎(重要無形文化財総合指定保持者)の次男。幼少より能楽を学び、1974年に初舞台、翌年には大倉流大鼓方へ転向し、1978年に能楽協会へ入会。16歳から胴彫りの技術を修得し、演奏家としての豊富な経験を生かして能楽器の製作・修理に携わる。音域や響きを最大限に引き出す繊細な胴づくりで、多くの楽師から厚い信頼を得ている。
高盛絵作家
金城一国斎
1965年広島市生まれ。香川県漆芸研究所で漆芸を学び、五代一国斎に師事。1991年に七代一国斎を襲名し、高盛絵の伝統技法を継承する。広島県指定無形文化財「一国斎高盛絵」技術保持者として、日本伝統工芸展で数々の受賞歴を誇り、宮内庁買い上げ作品も有するなど、日本を代表する漆芸作家として活躍している。
革職人
大崎哲生
兵庫県姫路市生まれ。大﨑商店代表・太鼓革職人として、千年前から伝わる「川漬け」技法を復元し、牛皮・馬皮による太鼓革を製作する。また、古典製法による「大﨑膠」の製造・継承にも尽力。伝統技術は文化財修復や日本画制作にも活用され、《原爆の図》の修復にも採用されるなど、日本の伝統文化を支える職人として高く評価されている。
染色家
中村富美
小学4年生で染織の道を志し、倉敷本染手織研究所で民藝と伝統的な染織技法を学ぶ。自身の体調不良や手術の経験をきっかけに、草木染めや昔ながらの媒染を用いたシルク製品の研究を重ね、「排毒(デトックス)」をテーマとしたシルク布ナプキンやアンダーウェアを開発。伝統技術と自然素材の力を生かし、心身に寄り添うものづくりを続ける染色家として、多くの人々の健やかな暮らしを支えている。
監修
大倉正之助
重要無形文化財保持者、文化庁日本遺産大使。能楽界初となる「大鼓独奏」を確立し、世界各地で演奏を披露する革新的な大鼓奏者。自然農法の経験を礎に「農と能」を結び付けた文化活動「飛天双○能」を主宰し、日本の伝統文化と現代社会をつなぐ新たな価値創造に取り組んでいる。